深絞り加工でできること

1.複雑形状、難加工材の深絞り加工も可能です

深絞り加工に最適なドロイングプレスをはじめ、対向液圧油圧プレス、300tから60tメカプレスなどを設備し、慣用成形、対向液圧成形、温間成形、リバースドローなど様々な加工方法で深絞り技術を追求しております。

形状や材質の難易度に関わらず、溶接を出来る限り減らしたスマートな製品作りをご提案できるようにしています。

2.深さ550mm以上の深絞りが実現できます。

300tプレスの範囲で、800mm×800mmの板材まで、550mm以上の深絞り加工が可能です。絞り比は2.7まで、たとえば500Φの板から約185Φまで絞ることができます。

ただし、大きさと板厚、絞りの深さによって異なってきますので、詳細は別途ご相談させていただいております。

3.溶接レスで、耐久性アップ、美観向上、コスト削減

通常のプレス加工では必須である溶接加工も不要になることが多く、その結果、耐久性の向上とコスト削減が可能です。また、溶接で発生してしまう継ぎ目もないため、美観を重視する製品を作ることができます。

弊社では、板金加工を深絞りでスマートに行うことをご提案しています。

深絞り加工技術

対向液圧プレス

通常のプレスよりも、高度な絞りが実現できる深絞り加工です。

液圧で、被加工材を雄型の形状に均等な圧力で押し付け、雄型形状に成形するプレス加工法なので、表面傷を抑えることができます。

弊社では、厚さ0.6mmの薄い材料や、複雑形状の部品でも深絞り加工が行えます。

慣用成形プレス

弊社は慣用成形プレスの中でも、再絞り加工による深絞り加工に自信を持っております。

特に500mm以上の深さを持つ深絞り加工製品においては、多くのご支持をいただいております。

※写真は、消火器の深絞り加工になります。

温間成形プレス

複雑形状で大変形を要する製品の成形には、熱間成形が用いられてきましたが、熱収縮による寸法や形状精度の低下、 表面酸化膜の残存や表面劣化などのデメリットもありました。

弊社では、熱間成形の欠点を克服しつつ、お客様からの多様なニーズに応えるため、わずかでも材料の変形抵抗を下げて、かつ延性を高める温間成形と対向液圧成形を組み合わせました。

これにより複雑形状を持つステンレスの製品化にも成功しております。

リバースドロー成形

従来のリバースドロー成形では、下記の図のように一度深絞り加工を行い、再絞りを行う際に製品の裏と表を反対にして、製品の外側と内側が逆になる加工方法を取っています。

この方法では、工程が煩雑になり作業効率が落ちるというデメリットがありましたが、弊社では独自の技術により、このリバースドロー成形を「一工程」で行い、効率を落とすことなく加工することができます。

消火器

材質
SPCE

板厚
1.3

サイズ
φ175×H525

銅製品

材質
C1020

板厚
7.0

サイズ
φ60×H90

アルミ製品

材質
A5052

板厚
4.0

サイズ
φ68×H77

開発・設計中の製品のご相談や試作・量産・小ロットのご要望にもお応えします

新規部品の開発や試作で障害となるのが金型ですが、自社で金型を製作することで、コストダウンと納期短縮を実現しています。

試作品のご相談や、新しい部品の開発・設計のご相談にも柔軟にお応えすることができますので、まずはお気軽にご要望をお聞かせ下さい。

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